イベント

大学生のためのCiNet研究ワークショップ (2020年3月10日・11日)

 

「人間の脳機能のおもろい研究」に触れてみよう!

大学院で脳研究を目指す学生諸君の参加を歓迎します。
脳情報通信融合研究センター(CiNet)は、大阪大学と情報通信研究機構が連携して設立した、人間の脳機能を解明し、社会に生かす技術を開発する研究センターです。第一線の研究者が世界から集まり、高度な研究手法や先端機器を使って、ユニークな研究を展開しています。この研究をさらに発展させるためには、様々な分野の知識を身に着けたやる気のある学生諸君の結集が不可欠です。
CiNetの研究を皆さんに知っていただき、斬新な発想を生み出していただくために、上記日程で大学生向けのワークショップを開催します。講演に加え、希望の研究室にて研究実験体験も実施します。工学、理学、基礎工学、情報科学、医学、薬学、人間科学、社会学、経済学、哲学、心理学などを勉強している学生諸君の積極的な参加を期待しています。

主催:  脳情報通信融合研究センター(CiNet) (大阪府吹田市山田丘1-4、大阪大学 吹田キャンパス内

日程:  3月10日(火)研究紹介講演、ポスター発表他 / 3月11日(水)研究実験体験

場所:  3月11日(水)脳情報通信融合研究センター(CiNet)/ 3月11日(水)各研究室

対象:  原則として全国の大学院進学を目指す学部学生、主に3年生(大学院博士課程進学を目指す修士1年生も可)

参加費: 無料

定員:   50名

選考:   3月11日(水)の 研究実験体験希望者は、申込時に300字程度で志望動機を記入してください。
希望研究室の決定については、3月初旬にお知らせします。

申込締め切り:  2月24日(月)ただし定員になり次第締め切ります。

WEB 申し込み:  こちらから
お問い合わせ:   E-mail: info@cinet.jp

<プログラム概要>
3月10日 (火) - 研究紹介講演 + ポスター + 交流会
10:30-11:00     センター長 柳田 敏雄:「おもろい研究をしよう!」
11:00-11:30    Talk 1: 「ヒトの社会性はどのように生まれるのか?」NICT, CiNet 春野 雅彦
11:30-12:00      Talk 2: 「脳に倣う人工知能”ゆらぎ学習”とその応用」
大阪大学大学院情報科学研究科 産学連携教授、
NEC Brain Inspired Computing 協働研究所(NBIC)副所長 加納 敏行
12:00-13:20     昼休み(ポスターチェック)
13:20-13:50      Talk 3: 「脳情報を解読する」 NICT, CiNet 西本 伸志
13:50-14:20      Talk 4: 「脳波を用いた無意識情報の可視化」 NICT, CiNet 成瀬 康
14:20-14:50      Talk 5: 「未来志向型の脳研究」東京大学 池谷 裕二
14:45-15:00     休憩
15:00-15:30     Q&A コーナー
15:30-16:00     ポスター紹介(1 分発表xポスター掲示数)
16:00-18:00     ポスターセッション(個別進学相談ブース併設)
18:00-20:00     交流会 (ディスカッションルーム)

3月11日(水) - 研究室訪問(研究実験体験)

10:00-12:00 「BMI研究の詳細紹介と実験室見学」鈴木 隆文
実施場所:CiNet棟内鈴木グループ実験室
当グループで進めているBMI基盤技術(臨床応用を目指したBMIシステムや神経電極他)の開発研究と脳科学への応用研究、大学院での研究テーマ等についての詳細を紹介した後に実験室の見学をして頂きます。

10:00-15:00 「モデル化により脳の意思決定過程を理解する」春野 雅彦
実施場所: CiNet棟
ベイズモデル、ニューラルネットなどでヒトや動物の意思決定モデルを作成し、
動作させることで、行動選択や反応時間など意思決定の個人差が生じる仕組みを
調べます。大学教養課程程度の解析学、線形代数を学んだ方を主な対象とします。

10:00-15:00 「SNSの行動を脳情報により解読する」森 数馬(春野グループ)
実施場所: CiNet棟
代表的なSNSの一つであるTwitterから、情報を取得する方法について学びます。
また、得られた情報からSNSの使い方を定量化するとともに、脳情報(安静時fMRI、構造MRI)から機械学習によって使い方の予測を試みます。

10:00-15:00「脳科学を用いた運動指導システム」平島 雅也
実施場所:CiNet棟
運動は記憶の一種で、言葉では説明することのできない「手続き記憶」として分類されます。本体験会では、このような無意識的な記憶である運動を、知らず知らずのうちに変容させることのできるリアルタイムフィードバックシステムを体験(または見学)してもらい、運動記憶の脳内表現や運動指導法への応用について議論することを目的とします。
※体験と見学のどちらを希望するか事前に申請のこと。体験者は、モーションキャプチャマーカーを貼付するための専用のスーツを着用していただく必要があります。

11:00-15:30 「fMRI実験を体験する」西本 伸志
実施場所:MRI室
私たちは日常的な知覚体験を司る脳内情報表現の定量理解とそのデコーディング応用に関する研究を行っています。この目的のため、ヒト非侵襲記録手法としては最高の空間解像度を誇るfMRIという計測手法を用いて脳神経活動記録を行っています。本実習では、fMRIを用いた脳神経活動記録実験を実際に体験していただきます。
(体験参加は2020年3月11日時点で20歳以上の方限定、また研究職志望の方の参加を想定しています)

13:00-15:00 「脳波実験体験」成瀬 康井原 綾
実施場所(集合場所):情報通信研究機構未来ICT研究所第三研究棟
私たちの研究室で開発した簡易型ワイヤレスモバイル脳波計を使って、ヒトの心理や認知を評価する研究をしています。研究室訪問では実際に脳波計測を体験していただきます。

13:00-14:30「脳の動作原理に学ぶ情報ネットワーク制御」荒川 伸一(村田グループ
実施場所(集合場所):キャンパスマップのNo.71 情報科学研究科A棟 A609
脳は「ゆらぎ」を利用して複雑なシステムを頑強かつ低消費エネルギーで動かしていると言われています。一方、インターネットなどの人工システムでは、システムの状態とシステムを取り巻く状況を把握し、厳密に動かそうとしてきました。本体験では、情報ネットワーク制御を題材に、厳密に動作させることの難しさを体験し、脳の認知モデルや「ゆらぎ」を利用した制御の利点を理解します。

ポスター発表:

・竹村 浩昌「ヒトの脳の情報伝達経路を測る」(黄田G
・岸本 千恵「マウスの慢性の痛みのAIを用いた客観的評価の試み?マンガン造影
MRIを用いた投薬量による違いの検証?」(中江 G
・Ikan Chou 「An exploratory study on the effect of physical exercise on hormonal secretion
with or without social touch」(中江 G)
・西本G「脳情報を解読する」
・榎本 一紀 「霊長類に共通した社会的意思決定に関わる神経メカニズム解明」(春野G
鈴木 隆文 「BMI基盤技術の研究開発」
・番浩志羽倉信宏池谷裕二「視知覚と認知の謎に迫る脳機能イメージング研究」
・森 数馬「安静状態の脳ネットワークから読み解くSNSの使い方」
Choi Uksu「Brain tissue and artery segmentation using MP2RAGE sequence」」(黄田G