「おもろい研究」from Osaka

CiNetは「脳情報通信融合研究センター」の略称です。
脳と情報通信を融合する研究とは一体どういう研究なのでしょうか。

17世紀フランスの哲人デカルトは脳を詳細に観察した上で『人の「こころ」は「脳」に宿る』と喝破しました。
脳にはどうやって「こころ」が宿るのでしょうか。

他方、情報通信の理論を作り上げた20世紀の天才シャノンは「情報工学には意味は不要だ」と述べました。
意味のない情報なんて、私には意味がわかりません。
でも、意味を捨ててメッセージの「数」だけに注目したおかげで、電信、電話、コンピュータからスマホに至るまで八面六臂の活躍を見せる情報通信の基礎が築かれたのでした。

実は、「情報」の意味を回復するのは私たちの脳に鎮座している「こころ」なのです。私たちはシャノンが捨てた情報の意味を、脳がどのように回復するのか、を明らかにします。
そして、デカルトが立てた究極の問「機械としての脳に、どのようにして心が宿るのか」に回答を与えます。

見て聞いて感じて思いやることができる「こころ」を持つ人工の脳、CiNet Brainを作ることが私たちの究極の目標です。大阪から発信する「おもろい研究」に請うご期待!

2022年4月1日