2024年2月2日 Friday Lunch Seminar (英語で開催)
12:15 〜 13:00
→参加お申込みは下記よりお願いいたします。
オンライン参加をご希望の方:こちら
会場参加の方は直接CiNet棟1Fの大会議室にお越しください。
所属が略称/未記入などにより確認できない場合は、ご参加いただけない場合がございます。
申込締め切り:2月1日 正午
(参加要領は2月1日にeメールにてお知らせします。)
演題:人工網膜は何故人工内耳ほど普及しないのか?
大阪大学
生命機能研究科
特任教授
不二門 尚
担当PI:不二門 尚
Abstract:
人工内耳は、BMIの中で最も成功したシステムの一つであり、約100万人の聴覚障害者が人工内耳によって聴力を回復している。日本では、我々は独自の人工網膜(RI)システムを開発し、パイロット臨床研究を成功裏に終え、現在、Nidek社と認可を受けるための臨床試験に向けて準備中である。 しかし、RIの先行グループのARGUSIIは、300人以上の失明患者に移植され、ある程度の視力回復が見られたが、最近、製造中止となった。その理由のひとつに、患者の満足度が十分でなかったことが挙げられる。本セミナーでは現在の人工網膜による視力回復の質について紹介し、次世代人工網膜に向けた患者満足度の向上法について考える。