<ハイブリッド開催>Special Talk 宮原克典 :“エナクティヴィズムとは何か:反表象主義と身体的行為としての認知”(オンライン参加は要登録)

Special Talk(日本語で開催します)

2023年1月26日(金)
16:00 〜 18:00

→参加お申込みは下記よりお願いいたします。

ハイブリッド開催
現地参加: CiNet棟 大会議室
オンライン参加: こちらよりご登録ください(申込締切: 1月25日 正午)

演題:エナクティヴィズムとは何か:反表象主義と身体的行為としての認知

北海道大学
人間知・脳・AI研究教育センター(CHAIN)
特任講師
宮原 克典

担当PI:西田 知史

Abstract:
エナクティヴィズムとは、神経生物学者フランシスコ・ヴァレラを中心に1990年代以降に哲学と認知科学をまたぐ領域で発展してきた立場である。20世紀以降の認知科学の諸分野では、心を脳に実装された計算システムだと解釈し、内部表象/心的表象という構成概念を軸にして認知の働きを探求するのが一般的である。それに対して、エナクティヴィズムでは、認知を環境に埋め込まれた生命システムによる身体的行為として解釈し、表象の概念に依存しない新たな認知科学の必要性を提唱する。本講演では、近年のエナクティヴィズムの研究状況を紹介した上で、エナクティヴィズムにおける反表象主義とはどのような立場であり、どのようにして認知を身体的認知として解釈する見方と関連しているのかを解説する。


宮原先生は同日のFriday Lunch Seminarでも別テーマで講演されます(詳細はこちら)。