CiNet研究員 守田知代(脳機能解析研究室)とCiNet PI 内藤栄一(脳情報通信融合研究室)による論文が Frontiers in Neuroscience 誌に掲載されました。
人は広い空間の中で、自分がどこにいて、どこを向いているのかを、視覚を通して瞬時に認識しています。ところが、ブラインドサッカーの選手たちは、視覚を使えないにもかかわらず、サッカーコート内での自分の位置を把握することができます。その証拠に、彼らはコート内を縦横無尽に駆け回り、味方にパスを出し、相手を巧みにかわしてシュートを決めることができます。まるで目が見えているかのような彼らの超人的なプレーを、脳はどのように実現しているのでしょうか?私たちは、その秘密をMRIを用いて明らかにしました。
“Gray matter volume increase in the retrosplenial/posterior cingulate cortices of blind soccer players”
Tomoyo Morita & Eiichi Naito
Frontiers in Neuroscience (2025), 19, 1462481.
https://doi.org/10.3389/fnins.2025.1462481
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