2015年09月16日 14:00 〜 15:00
CiNet 1階 大会議室
牛田実穂
北海道大学
担当: Ferdinand Peper (PI)
Abstract:
無地物体の動きベクトルやオQテイカルフローをそのまま計算してしまうと輪郭部分(動輪郭)しか検出され
ず、異常検知やゲーム用インターフェースにおいてこれは重要な問題となる。この問題を解決するために、
無地物体の輪郭情報から一定の空間周波数のパターンを作り出す非線形画像処理モデルを提案する。こ
のモデルは、多数の非線形演算体を近接結合した1次元ネットワークをクロスバー状に三次元配置したもの
であり、個々のネットワークは反応拡散モデルに基づく空間パターンの自己組織化を行なう。物体が移動し
ても、物体が変形しない限 り同一のパターンが物体内 部に生成されることを数値シミュレーションにより
示す。