研究者

上口 貴志

所属:

情報通信研究機構(NICT)
脳情報通信融合研究センター
脳機能解析研究室
主任研究員

Specific Research Topic:

医学物理学

その他の所属:

大阪大学大学院 生命機能研究科
招へい准教授

Phone: 

080-9098-3234

住所:

〒565-0871 大阪府吹田市山田丘1-4

Email: 

ueguchi at nict.go.jp

Homepage:

私の研究分野は医学物理学です.とくに,画像診断・核医学領域でのイメージング技術であるMRI,CT,PET,SPECTなどを専門としています.私は医学物理士でもあり,臨床で培ったさまざまな経験が強みです.

超高磁場(7T)MRIは,これまでの一般的なMRIと比べて信号計測感度を飛躍的に高めることが可能です.しかし一方で,体内での静磁場とRF磁場の不均一性が増大し,また被験者の体動,呼吸や循環に伴うアーチファクトやノイズも強く発現するようになります.緩和特性も,信号ノイズ比の面では不利な方向へと変化します.さらに,RF波照射に伴う体温上昇効果も非常に強くなるため,安全上,従来のMRIと比べてパルス系列や撮像パラメータの選択に厳しい制限が加わるようになります.このようなトレードオフの中での最適な撮像技術は確立されておらず,良好な画像を得ることは決して容易ではありません.

現在の私の主たる研究テーマは,超高磁場MRIの高いポテンシャルを引き出すための撮像技術の開発と,それを支える周辺技術の開発にあります.さらに,超高磁場MRIをよりよい状態で運用していくための品質管理法を確立したいと考えています.これらの研究を通して,超高磁場MRIが脳機能解明のための優れたツールとして最大限に活用されることを目指しています.

主要な業績:

Ueguchi T, Ogihara R, Yamada S. Accuracy of dual-energy virtual monochromatic CT numbers: comparison between the single-source projection-based and dual-source image-based methods. Acad Radiol. 2018 (in press)

Kida I, Ueguchi T, Matsuoka Y, Zhou K, Stemmer A, Porter D. Comparison of diffusion-weighted imaging in the human brain using readout-segmented EPI and PROPELLER turbo spin echo with single-shot EPI at 7 T MRI. Invest Radiol. 51:435-439, 2016

Yamada S, Ueguchi T, Ogata T, Mizuno H, Ogihara R, Koizumi M, Shimazu T, Murase K, Ogawa K.  Radiotherapy treatment planning with contrast-enhanced computed tomography: feasibility of dual-energy virtual unenhanced imaging for improved dose calculations. Radiat Oncol. 9:168(1-10), 2014

Ueguchi T, Yamada S, Mihara N, Koyama Y, Sumikawa H, Tomiyama N. Breast diffusion-weighted MRI: omparison of tetrahedral versus orthogonal diffusion sensitization for detection and localization of mass lesions. J Magn Reson Imaging. 33:1375-1381, 2011