研究者

森 数馬

所属:

情報通信研究機構(NICT)
脳情報通信融合研究センター
研究員

Specific Research Topic:

聴覚・情動神経科学

その他の所属:

大阪大学大学院情報科学研究科 招へい教員

Phone: 

080-9098-3240

住所:

〒565-0871 大阪府吹田市山田丘1-4

Email: 


私は主に聴覚刺激を用いて人の示す情動反応についての研究を行っています。聴覚刺激として純音や音声を用いることもありますが,音楽を刺激にした研究に焦点を当てています。

情動は,例えば恐怖を感じた時に逃げ,食事を得ることに報酬を感じるといった形で,生存にとっての適応的な行動を促すために存在していると考えられます。しかし,人は生存にとって適応的な価値が乏しい音楽という時系列の音の羅列に対しても情動を喚起され,報酬を感じます。こうした不可解とも言える音楽と情動の関係性についての研究を通して,人の情動メカニズムのより良い理解を目指しています。

これまで,人の主観的な情動反応と自律神経系活動を計測するとともに,音楽を情報学的に分析することで心理・生理・物理量の関連性について研究を行ってきました。

CiNetでは,主観報告から得るパーソナリティ傾向,神経活動,Twitterの言語情報の関係性を明らかにする研究プロジェクトに取り組んでいます。対象は変われど,現実場面に存在する事象を心理・生理・物理量の関係性から検討するという視点で研究を進めて行きたいと考えています。また,数理モデルを用いた計算論的な手法を駆使することで精度の高い感情研究を行うことを目指しています。

主要な業績:

Mori, K., & Iwanaga, M. (2015) General reward sensitivity predicts intensity of music-evoked chills, Music Perception, 32(5), 484-492.

Mori, K., & Iwanaga, M. (2014) Resting physiological arousal is associated with the experience of music-induced chills, International Journal of Psychophysiology, 93(2), 220-226.

Mori, K., & Iwanaga, M. (2014) Pleasure generated by sadness: Effect of sad lyrics on the emotions induced by happy music, Psychology of Music, 42(5), 643-652.