研究者

小泉 愛

所属:

情報通信研究機構(NICT)
脳情報通信融合研究センター
研究員

Specific Research Topic:

視覚・情動神経科学

Phone: 

080-9045-9537

住所:

〒565-0871 大阪府吹田市山田丘1-4

Email: 

Homepage:

 

 


私は、知覚の個人差がどのように生じるのかについて研究をしています。とりわけ、視知覚に伴う情動反応やメタ認知など、視覚の主観的な側面における個人差に焦点を充てています。知覚の個人差を理解することは、知覚を支えるメカニズムの理解に繋がるのみならず、うつ病や不安障がいなどの精神疾患の発症メカニズムを理解するうえでも役立つと考えられます。

私はこれまで、遺伝子多型や性格特性、脳構造を切り口とした研究を通して、精神疾患リスクとかかわる知覚特性や、その背後にあるメカニズムを検討してきました。最近では、fMRIニューロフィードバックを用いて、精神疾患リスクとかかわる知覚特性を改善させる研究に取り組んでいます。例えば、ニューロフィードバックによって特定の脳活動パターンを反復的に促すことで、過度な恐怖反応を抑えたり、視覚的意識(自己の視覚に対するメタ認知)を変容させる研究を進めています。こうした基礎研究をさらに発展させるとともに、臨床応用研究にも積極的に携わることで、PTSDなどの精神疾患の治療に貢献していきたいと考えています。

主要な業績:

Koizumi, A., Amano, K., Cortese, A., Shibata, K., Yoshida, W., Seymour, B., Kawato, M., & Lau, H. (2016).
Fear reduction without fear through reinforcement of neural activity that bypasses conscious exposure.
Nature Human Behaviour, 1:0006.

Koizumi, A., Lau, H., Mobbs, D. (2016).
Is fear perception special? Evidence at the level of decision-making and subjective confidence.
Soc Cogn Affect Neurosci.11(11):1772-1782

Cortese A, Amano K, Koizumi A, Kawato M, Lau H. (2016).
Multivoxel neurofeedback selectively modulates confidence without changing perceptual performance.
Nature Communications. 2016 Dec 15;7:13669.