研究者

羽倉 信宏

所属:

情報通信研究機構(NICT)
脳情報通信融合研究センター
研究員

Specific Research Topic:

体性感覚の情報処理、行為と知覚の連関

Phone: 

080-9098-3223

住所:

〒565-0871 大阪府吹田市山田丘1-4

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私の研究の目的は、ヒトの知覚のメカニズムを、特にそれを私たちの行為との関連において理解することです。こ の目的のために、行動学的手法やニューロイメージング法、神経刺激法や計算論的モデリングを組み合わせて研究を行っています。現在、1) 体性感覚の情報処理、2)行為と知覚の連関、の2つの軸で研究を進めています。

1)「体性感覚」は非常に広義の言葉であり、運動感覚刺激や機械的刺激、温冷刺激、侵害刺激など、身体の皮膚/筋・関節から得られる入力すべての総称です。私はこれら極めて特異的な情報を運ぶ各体性感覚の入力チャネルが どのように相互作用し、外界の知覚や、自分自身の身体の知覚を形成するのかに興味を持っています。

2)外界からの感覚入力のパターンは当然、外界の性質に依存するわけですが、私たちの身体の形状、そしてその 身体をどのように環境内で動かすのかにも大きく制限を受けます。私は感覚情報処理がどのように行為に最適化されているのか、そしてどのよ うに運動生成の脳内情報処理が感覚情報処理を修飾するのかに興味を持っています。

主要な業績:

Hagura N, Barber H, Haggard P. (2013). Food vibrations: Asian spice sets lips trembling. Proceedings of the Royal Society B; Biological Sciences. 280: 20131680.

Hagura N, Kanai R, Orgs G, Haggard P. (2012). Ready steady slow: action preparation slows the subjective passage of time. Proceedings of the Royal Society B; Biological Sciences. 279: 4399-4406.

Hagura N, Hirose S, Matsumura M, Naito E. (2012). Am I seeing my hand? Visual appearance and knowledge of controllability both contribute to the visual capture of a person's own body. Proceedings of the Royal Society B; Biological Sciences. 279: 3476-3481.

Hagura, N., Oouchida, Y., Aramaki, Y., Okada, T., Matsumura, M., Sadato, N., Naito, E. (2009) Visuokinesthetic perception of hand movement is mediated by cerebro-cerebellar interaction between the left cerebellum and right parietal cortex. Cerebral Cortex, 19: 176-186.