PI(Principal Investigator)

西本 伸志

視覚・認知神経科学

所属:

情報通信研究機構(NICT)
脳情報通信融合研究センター
脳情報通信融合研究室
主任研究員

その他の所属:

大阪大学 大学院医学系研究科 招へい教授
大阪大学 大学院生命機能研究科 招へい准教授

住所:

〒565-0871 大阪府吹田市山田丘1-4

Email: 

Homepage:

私たちの研究チームでは、視覚と認知を司る脳機能の定量的理解を目指しています。この目的のため、自然条件下における脳活動の定量モデル構築、および同活動のデコーディングを介した実験的・理論的研究を行っています。

私たちは、日常生活において非常に複雑でダイナミックな視覚入力を受け取っています。私たちの脳は、この入力を処理することで世界を理解しています。この際に行われる情報処理は、簡単な処理ではありません。人の脳は視覚入力の処理を行う数十にもおよぶ階層的に構成された領域を持っており、これらの領域は人の大脳皮質全体の1/4程度を占めています。大脳視覚系は、脳がその階層構造を用いてどのようにして複雑な入力を解析するかについて理解するための、ユニークな研究対象を提供しています。

上記の研究を行うため、私たちは任意の自然条件下における脳活動を事前予測出来るような計算論的モデルの構築を目指します。このようなモデルを作ることで、私たちは脳が持つ内部情報表現、その皮質内における機能的構造、そして長期的には大脳皮質情報処理における一般則を解明することを目指しています。現在、私たちが人の脳活動を計測する際の主要な手法はfMRI(機能的磁気共鳴画像法)ですが、単一細胞記録等を含む多様な実験系におけるデータも組み合わせた研究を行っています。

私たちはまた、得られた知見の応用も見据えた研究を行っています。脳機能の定量理解を行うことは、個々の脳がその経験、認知的状態、疾患などによってどのように異なるかを定量的に判断するために不可欠です。私たちの研究は、病態の定量理解や診断、個々の脳に応じた教育/コミュニケーションの最適化等の応用につながると考えます。また、脳活動の定量モデルはBMI(脳マシンインターフェース)を介したより効率的な意思伝達を行うための基盤になると考えます。

主要な業績:

Çukur T, Nishimoto S, Huth AG, Gallant JL. Attention during natural vision warps semantic representation across the human brain. Nature Neuroscience. 2013; 16(6):763-70.

Huth AG, Nishimoto, S, Vu AT, Gallant JL. A continuous semantic space describes the representation of thousands of object and action categories across the human brain. Neuron. 2012; 76(6):1210-24.

Nishimoto S, Gallant JL. A three-dimensional spatiotemporal receptive field model explains responses of area MT neurons to naturalistic movies. The Journal of Neuroscience. 2011; 31(41):14551-64.

Nishimoto S, Vu AT, Naselaris T, Benjamini Y, Yu B, Gallant JL. Reconstructing visual experiences from brain activity evoked by natural movies. Current Biology. 2011; 21(19):1641-6.

Announcements / News:

【一緒に研究しませんか?】研究グループでは博士研究員、大学院生、インターン(国外大学院生)、技術員/補助員を随時募集しています。詳しくは西本までごお気軽に連絡ください。

Lab Members:

研究者
西田 知史
小出(間島) 真子
中井 智也
・笹井 俊太朗(米国UW Madison出向中)

学生
・藤元 大河
・山口 裕人

スタッフ
・市川 直人
・山下 麻美