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CiNetのPI 西本伸志と研究員 西田知史による解説論文がTrends in Cognitive Sciences誌に掲載されました

 

脳は人によってそれぞれ形や大きさが異なります。また脳内を細かく見ると、視覚機能を担当する部位、さらに顔の判別を担当する部位等、それぞれ別の機能を持った部位(機能部位)があることも知られています。これら脳内における個別の機能部位の場所や形、大きさも、人によって異なります。このため、多くの人の脳データから人類に共通する普遍的な性質を見つけたり、逆に個別の脳の特徴を詳しく評価したりするためには、解析上の様々な工夫が必要になります。

今回私たちの書いた解説論文では、米国Dartmouth CollegeのGuntupalli博士、Haxby教授らが新しく提案したsearchlight hyperalignment法を中心に、多人数の脳データから共通する特徴を抽出する手法、またそれを解釈するための方法論等、最近の研究トレンドと展望について解説しています。

Lining Up Brains via a Common Representational Space
Shinji Nishimoto and Satoshi Nishida
Trends in Cognitive Sciences, Volume 20, Issue 8, p565–567, August 2016
http://www.cell.com/trends/cognitive-sciences/abstract/S1364-6613(16)30069-9